私の住んでいる宮城県大崎市古川には、あまり放射性セシウムは降下しませんでした。助かっております。しかし、一部の用水路の泥から8000ベクレルを超える放射線が検出されます。
となり町の加美町に、放射性廃棄物最終処分場建設の話が持ち上がっています。診療所からの20Km離れた山間の谷が候補に上がっているのですが、古川を取り囲む3本の川、全てが、その谷とつながっています。今後、影響がでないとはいえません。
放射性廃棄物は全て東京電力の所有物です。それ以外に考えられますか?自分たちの不始末を自分たちで始末しないで、なぜ私達に押しつけるのでしょうか。
私は福島原発の爆発と今後の処理に大いに関心を持っています。安倍晋三氏の「under control」発言は到底納得行きません。
現状を「見て」、そして「考える」、というのが理性のある人間の根本的態度と思います。このような態度を根本的に欠いているとき、そこから何を生み出すことができるのでしょうか。
Shimatsu氏の論文は、福島原発の爆発について論じたものですが、単に「爆発した」という問題を扱ったのではなく、日本の歴史的背景、アメリカとの関係から説き起こしたものです。極めて異色で、ショッキングです。
この論文が英語圏でよく読まれているということに留意すべきです。日本は平和憲法を掲げて、非核三原則などといっているがうそでないか、ということになります。
早期のうちに中国のメディアでも取り上げられています。
当然でしょう。福島原発の爆発は世界中の感心であり、地球全体の問題なのです。
真偽の検討はあとにしても、まず読んでみなければならないものです。
この論文に書かれた出来事は、日本、アメリカに多くの情報網を持っていなくては知りえない事ばかりで、驚くばかりです。ここに書かれている出来事は、一つ一つはインターネットで確かめることができるもの:事実とおもいます。それらを日本の核武装計画という視点から纏めると、私らの想像とは全く違った日本が見えてきます。
日本の核武装計画の中で、安倍晋太郎、安倍晋三親子の果たした役割を知らされて驚きます。とくに、彼らとオウム真理教との関連は、今までだれも指摘してこなかったものです。 翻訳すると、ちょっとした一語にも書き手の気持ちが込められているのがわかります。私は2つの論文を何度か読み、翻訳を点検してみて、Shimatsu氏の「怒り」を感じました。 2011年10月2日の論文の終わりの方です。
「安倍首相と経産省は、憲法に反して兵器級核物質を供給し、危険性を無視して、向こう見ずで無秩序な保管、濃縮、抽出をおこなった。最初に安倍が、ウランとプルトニウムの濃縮を求めなかったならば、他の勢力が巻き込まれることはなかったであろう。
このようにして、日本が犯罪への重荷を生み出したのだ。 国際刑事裁判所は、日本、カナダ、アメリカ合衆国、ロシア、南北朝鮮、モンゴル、中国、おそらく北半球全域の、何百万人もの人々の健康に関する訴訟をとり上げるのに十分な根拠を持っている。福島の災害は、卑劣な独裁者に対する人権侵害の告訴以上に、ニュールンベルクや東京裁判所の告訴に匹敵するほどの、人道に反する罪だ。起訴しないことは共犯である。」
2011年4月6日と2011年10月2日の2つの論文を、今後の議論に耐えるように、正確性に留意して翻訳し、pdfファイル化しました。是非、ダウンロードしてお読みください。
2011年4月6日の論文
2011年10月2日の論文
(2016年4月14日追記)
2016年4月14日の桜井ジャーナルの記事にさらにすごいことが書かれています。
"日本のような地震国に原発を作る狂気を生み出している理由はふたつある。カネと核兵器だ。"
"その年の9月2日(8月15日でない)に..." 以下もすごいです。
"「非核三原則など」日本の支配層は守っていない。"